
ラーニングエージェンシーが行った「内定者意識調査」によると、 回答者の実に8割近くが、「社会人になるにあたり、不安・心配な気持ちが強い」と感じているとのこと。 近年は特に、新型コロナウイルス感染症の影響で、内定者研修をオンラインで行う企業も増え、 同期や先輩との交流も例年に比べて少なくなっていることも、不安の一因となっているのかもしれません。
ラーニングエージェンシー 内定者意識調査 2020.12.15データ
ラーニングエージェンシー 内定者意識調査 2020.12.15データ
不安トップ3は、
・自分の能力で仕事についていけるか
・しっかりと成果を出せるか
・職場のメンバーとうまくやっていけるか
となっています。
人間関係の不安はもちろんですが、自分のスキルが社会で通用するのか?という点を不安に感じている人がとても多いことが分かりますね。
もちろん、右も左も分からないのが当然の新入社員。 企業も、はじめから何でも完璧にこなせることを求めてはいないはずなので、必要以上に不安に感じる必要は全くありません。 とは言っても、不安なものは不安!ですよね。
そこでオススメなのは、学生のうちにスキルアップをしておくことです。
ここでのスキルとは、実務の内容ではありません。
どんな仕事にも共通する、仕事の基本となるスキルのことを指します。
具体的には、どんなスキルを身に付ければいいのでしょうか?
一番のオススメは、パソコンスキルをしっかりと磨いておくことです。
今やどんな職業・職場でも、パソコンを使わないところはないと言っても過言ではありません。 しかし、入社後にパソコンの使い方を手取り足取り教えてくれる会社はあまりないでしょう。
ただでさえ覚えることが多い新入社員生活。
パソコンの操作でつまずいている内に、いつの間にか同期に後れを取っていた、なんてこともあるかもしれません。
だからこそ、学生の間にある程度のパソコンスキルを身につけておきたいですよね。
では、具体的にどんなスキルをどうやって身につけていけばいいのでしょうか?
ここからは、押さえておきたいポイントと、オススメの講座を紹介します。
まずは、ビジネスメールのマナーについて。
正しいメールの書き方、知っていますか? 友達や家族とのやりとりにはLINEなどのコミュニケーションツールを使用することが多い時代。 これまでメールを出す機会があまりなかったという人も多いのではないでしょうか。 しかし、仕事を始めると、メールでのやりとりが基本となります。
・あなたは、toやcc、bccの違いを正しく説明できますか?
・メールを使って重要な書類を送る時のセキュリティの対策はどのようにすればいいのでしょうか?
このように、ビジネスメールには暗黙のルールがたくさん存在します。
ですが、入社後にそれを丁寧に教えてくれる先輩に恵まれるとも限りません。
社内間でのメールならまだしも、社外の人に送るメールに失礼があっては大変です。
そんなことにならないためにも、学生のうちに、しっかりとビジネスメールのマナーも学んでおきたいですよね。
次はパソコンソフトの王道、Officeです。
大学でも、WordやPowerPointを使ったことがある人は多いのではないでしょうか。
Excelも、使ったことはなくても耳にしたことはあるはず。
仕事でも、これらのソフトは日常的に使用されています。
先輩から資料作成を頼まれるなんてことは、新入社員には日常茶飯事。
慣れないソフトの操作方法に手間取って、時間が掛かりすぎてしまう、なんてことがあっては困ります。
あらかじめ職場で通用するスキルを磨いておけば、安心して仕事に取り組めますよね。
スキルを磨くといっても、やみくもに全部をやるのは非効率的。
自分の職種に必要なものをしっかりと把握し、優先順位をつけて勉強しましょう。
Wordは、レポートや卒論で使ったことがあるという人も多いでしょう。
社会人になってからも、文書作成時にはWordが用いられる場合が多いです。
例えば、報告書や企画書などの資料作成はもちろん、
取引先との条件書や契約書のリーガルチェックもWordで行われる業務です。
ただ文章を入力するだけではいけないことが分かりますね。
・体裁の整った見やすい文書を作成できるかどうか
・文章の校正などの機能を使いこなせるか
・はがきの宛名の印刷などを効率よく行うことができるか
など
社会人になっても使う機会が多いWord。
業務をスムーズに行うためにも、今のうちに使い方をマスターしておくのもいいかもしれません。
Excel(エクセル)
社会人でもニガテな人が多いExcelですが、
主に計算やデータの集計・分析・グラフ化になど使われます。
数値に関わる作業のほとんどはExcelで行われていると捉えておくといいでしょう。
特に、経理職や、営業関連職に就く予定のある人は、身につけておきたいスキルです。
・数値を効率よく入力・管理・出力ができるか
・仕事でよく用いられる関数を使いこなせるか
・集計機能、マクロなどを使って作業が行えるか
など
Excelでは、機能を使いこなせばこなせるほど、作業効率がグッとアップします。
反対に、慣れていないと、印刷ひとつでも手間取ってしまったりと、
なかなか難しいという一面もあります。
今のうちにExcelをマスターしておけば、入社後に一目置かれることもあるかもしれませんよ。
企画の提案などを行う営業職には欠かせないPowerPoint。
社外の人向けのプレゼンでは、それが配布資料となることもあるので、
しっかりと伝わるように作りこむ必要があります。
ただ話す内容をスライドにするだけではなく、
内容をより効果的に伝えられる資料になるように工夫する、
というところも押さえておきたいポイントですね。
・スライドを用いた資料作成ができるか
・リハーサル機能など、プレゼンの準備ができるか
・スライドマスターを使いこなせるか
など
プレゼンの際にスマートな資料が作れたら格好いいですよね。
営業職に就く予定の人などは、ぜひマスターしておきたいところです。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)ってご存じですか?
その名の通り、Officeソフトのスペシャリストであることを示す資格のこと。
パソコン系の資格の中でも高い人気を誇るMOSは、
マイクロソフト認定の資格で、約200の国と地域で実施されているグローバルな認定資格です。
これを持っていれば、「私はOfficeソフトを使いこなせます!」という証明にも。
この機会に、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
今回は、「内定ブルー」に打ち勝つためのポイントとして、さまざまなスキルに関するお話をお伝えしてきました。
気になるものはありましたか?
今回ご紹介したのは、全国に教室を構える「ハロー!パソコン教室」の講座です。初心者向けの講座が充実しており、パソコンに苦手意識のある方でも安心して通っていただけるのが特徴です。
「いきなり講座を受講するのには抵抗がある」という人も中にはいるかもしれません。
そんなアナタには無料体験講座もオススメですよ。
スキルをしっかりと身につけることができれば、「内定ブルー」に打ち勝つどころか、
同期と差をつけることだってできるかもしれません。
入社までの大切な時間、無駄にしないようにしたいものですね。